MRワクチンは2回打ち!風しんをなくす会

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活動報告

2022.10.24

ワクチンパレード2022 院内集会を開催!
伊佐進一厚生労働副大臣に要請

ワクチンパレード2022

「希望する全ての人たちにワクチンを!」を合言葉にワクチンパレード実行委員会は、10月13日(木)に国会内で集会を開催し、住江保団連会長、宇佐美歯科代表を含む約50人が参加した。
13回目となる今年のワクチンパレードは、あいにくの雨のために、急遽国会内で開催することとなり、全国から集まった18団体・5個人がリレートークで予防接種の無償化やワクチン接種の重要性を訴えた。

アピール

保団連理事でもある子ども支援ネットワークの細部千晴代表は、集団の免疫レベルを高めることで感染症を封じ込めるためには、地域格差・経済格差・情報格差・施設間格差という4つの格差をなくす必要があり、そのためにはワクチン接種費用が公費となる定期接種化が必要であることを強調。「感染症予防は自分を守るだけでなく、社会全体を守るものだと広く知ってほしいと訴えた。
参加者のリレートークでは、「複数の国でポリオ(急性灰白髄炎)が発生しており、ポリオを防ぐためには、緊急にワクチン接種回数を増やす必要がある」(ポリオの会の丸橋達也さん)、「おたふくかぜで難聴になることを知らず、ワクチンを接種させていなかったために、娘は8歳で罹患したおたふくかぜの影響で左耳が聞こえなくなった。自費での接種は子育て中の人にとっては高額で抵抗もある。おたふくかぜの定期接種化を求めたい」(片耳難聴の会の山口眞丘さんと娘の友花さん)、「4月からHPVワクチンの積極的勧奨が再開されたがまだまだ不十分。接種機会を逃した世代へのキャッチアップ、男性への接種、9価の切り替え等を進める必要がある」(Voice Up Japan ICU支部の5人の大学生)など、希望するすべての人が無料でワクチンを接種できるようにする必要性を訴えた。

要望書を提出

要望書

国会内集会のあと、住江会長を含む代表者は厚生労働省内で伊佐進一厚生労働副大臣と面談し、①おたふくかぜを早急に予防接種法のA類疾病に、②風しん定期接種の促進、③HPVワクチンキャッチアップ接種促進策を講じるとともに、2回接種、男子を定期接種の対象とすることなどを求めた。伊佐副大臣は、HPVワクチン接種の重要性を大学生自ら訴えていることに謝意を表すともに、男性へのHPVワクチンの定期接種化への理解を示した。
ワクチンパレード実行委員会には、麻しんや風しん、B型肝炎、髄膜炎菌、ポリオ、子宮頸がんなどの各疾患の患者会で構成された実行委員会や日医、都医、日本産婦人科医会、保団連、千葉県保険医協会、三重県保険医協会などが参加・賛同している。

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